WEB VISION OKAYAMA

連載記事賢い補助金の活用法

小規模事業者持続化補助金(商工会地区分)

  • 垂井瑞茂氏
  • 地産地消がコンセプトのWAKANA
  • 地産地消がコンセプトのWAKANA

 岡山県よろず支援拠点とVISION岡山のコラボ連載企画「賢い補助金の活用法」。今回は、前回に引き続き小規模事業者持続化補助金(商工会地区分)を取り上げます。商工会エリアの小規模事業者向けに、経営計画の作成支援と一体となった販路開拓支援を行うもので、多くの事業者が活用し生産性向上に役立てています。

 「小規模事業者持続化補助金」は、資金や人材といった経営資源に大きな制約があることに加え、商圏や取り扱う商品・サービスが限定されており、人口減少による需要減少の影響を大きく受ける小規模事業者に対し、経営計画の作成支援と一体となった販路開拓支援を行い、生産性の向上を図ることを目的に国から補助する制度です。全国事務局の(独)中小企業基盤整備機構と地方事務局の都道府県商工会連合会及び各商工会が連携し実施しています。

 ●対 象 常時使用する従業員の数が20人以下(商業・サービス業は5人以下)の小規模事業者事業者

 ●補助率 原則50万円が上限(補助率3分の2)

 小規模事業者持続化補助金事業を活用した事例

 WAKANA(わかな合資会社) (苫田郡鏡野町吉原695-2、大塚嘉之代表社員)

 テーマ WEBを活用してオリジナル商品を全国に発信したい

 WAKANAは創業以来、郷土の素材を生かし、旬の恵みを大切にしたお菓子を全国に届けている。素材の良さを最大限に引き出すため、商品づくりは生産者と一緒に行っており地域の6次化商品メーカーとして地産地消に貢献している。またそれらの商品を全国に届けるために、百貨店や量販店をターゲットに据えた事業戦略を実行し、小規模事業者ながら設備投資を行い洋菓子の「製造工場化」にも成功している。

 リアルショップでの販路は広がっているがWEBを活用した販路開拓をこれから強化したいということで、集客力、ランニングコスト、掲載作業の簡略化等、どのECモールから始めるかを踏まえ出店媒体の比較検討をアドバイスした。

 スタートは出店テナント料フリーのYahooショッピングモールから開始した。ECモールに慣れることで、楽天市場などの出店料有料モールの挑戦にも直ちに順応でき販売開始から売れるまでの時間と費用を抑えさらなる販路開拓が可能になると考えたものだ。

 HTML構築知識を習得する時間を省くことで効率化を図りEC専門業者へ構築をアウトソーシングするやり方もあるが、委託費用もさることながら、他社に頼れば自立がいつまでもできない。そのため、自社で習得し売り上げ拡大した後の業務を効率よく進めるため、従業員に習得させることも視野に入れてサポートをした。

 また、自社WEBサイト作成の際には小規模事業者持続化補助金事業を活用してホームページをリニューアル。今後も生産者と共同して開発を行い、情報発信にも力を注ぎオンラインとオフライン両方でPRを行う方針。(コーディネーター垂井瑞茂)

 参考:アドバイスにより制作したYahooショッピング販売ページ(https://store.shopping.yahoo.co.jp/p-wakana/nc-001.html)、リニューアル制作したWEBサイト(https://wakana-kagamino.jp/)

本誌:2020年3月16日号 11ページ

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