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連載記事賢い補助金の活用法

小規模事業者持続化補助金(商工会地区分)

  • 印牧秀晃氏
  • LEDビジョンの設置に欠かせない足場

 岡山県よろず支援拠点とVISION岡山のコラボ連載企画「賢い補助金の活用法」。今回は小規模事業者持続化補助金(商工会地区分)を取り上げます。商工会エリアの小規模事業者向けに、経営計画の作成支援と一体となった販路開拓支援を行うもので、多くの事業者が活用し生産性向上に役立てています。

 「小規模事業者持続化補助金」は、資金や人材といった経営資源に大きな制約があることに加え、商圏や取り扱う商品・サービスが限定されており、人口減少による需要減少の影響を大きく受ける小規模事業者に対し、経営計画の作成支援と一体となった販路開拓支援を行い、生産性の向上を図ることを目的に国から補助する制度です。全国事務局の(独)中小企業基盤整備機構と地方事務局の都道府県商工会連合会及び各商工会が連携し実施しています。

 ●対象 常時使用する従業員の数が20人以下(商業・サービス業は5人以下)の小規模事業者事業者

 ●補助率 原則50万円が上限(補助率3分の2)

 ●その他の活用事例

 ・人材育成、コスト管理等のマネジメントの向上や設備投資等、自社の経営力を向上させる為に実施する計画。法人税について、即時償却または、設備取得価額の1税額控除が選択できる(経営力向上計画)

 ・中小企業・小規模事業者等が、設備投資を通じて労働生産性の向上を図る為の計画。導入した設備の固定資産税が3年間軽減される(先端設備等導入計画)

 小規模事業者持続化補助金を活用した支援事例

 関西信和株式会社(岡山市北区学南町1-4-3、矢地孝正社長)

 テーマ 新規事業として大型LEDビジョンを設置するため足場組立に補助金を活用したい

 設備導入においては、ものづくり補助金が有名だが革新性が求められるため難しいことを伝え、税制優遇の恩恵が受けられる経営力向上計画及び先端設備等導入計画の作成を勧めた。また、多様化かつ巨大化しているLEDビジョンについては今後需要が増加していくと予想でき、それに伴う設置作業の足場組立の需要も増加すると考え販売促進に力を入れるようにアドバイスを行い、持続化補助金の活用を勧め、岡山北商工会一宮支所と連携を取りながら申請書の作成を行った。

 補助金額や税制優遇の金額は決して大きくはないが、全業種の中小企業の営業利益率が約3.5%程度であることを考えると、売上規模に換算するとインパクトは大きいと言える。

 また2020年度より、ものづくり補助金・IT導入補助金・持続化補助金に関しては通年で公募される為、予見可能性が高まり都合の良いタイミングで申請・事業実施することが可能となる。(コーディネーター印牧秀晃)

本誌:2020年2月17日号 17ページ

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