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連載記事賢い補助金の活用法

小規模事業者持続化補助金(商工会議所地区分)

  • 貝原有香氏、若林麻里氏、平山友美氏、山本里志氏(左上から時計回りに)
  • 売れ筋のクロワッサン
  • シャノワール

 よろず支援拠点とVISION岡山のコラボ連載企画「賢い補助金の活用法」。今回は小規模事業者持続化補助金(商工会議所地区分)です。経営改革を作成して販路開拓などに取り組む小規模事業者向けの補助金で、事業の持続的発展をサポートするものです。

 小規模事業者持続化補助金(商工会議所地区分) 小規模事業者持続化補助金事業は、小規模事業者が自らの経営を見つめ直し、事業の持続的な発展に向けて経営計画を作成して販路開拓等に取り組む際の経費の一部を補助するものです。

 なお、本公募は、商工会議所地区の事務局である日本商工会議所によるもので、今回の公募は終了しています。商工会地区で事業を営んでいる小規模事業者については、事務局が確定後に別途公募手続きを開始します。

 ●対象者:商工会議所地区で事業を営む小規模事業者

 ●補助率:補助対象経費の3分の2以内

 ●補助上限:原則50万円

 ●詳細:日本商工会議所小規模事業者持続化補助金事務局 https://h30.jizokukahojokin.info/

 持続化補助金を活用した支援事例シャノワール(岡山市北区学南町2-1-1、妹尾廣樹代表)

 課題 洋菓子製造販売事業を営んでいるが、新たな客層を獲得・集客するためにホームページ制作に取り組み、SNSを活用したアプローチを検討したい。

 シャノワールは岡山県でも珍しいクロワッサン専門店として2005年に創業した。創業当初は移動販売を主体にイベント等で営業して、2007年岡山市北区学南町に移転して店舗展開を行っている。

 工場・店舗も広くなり、生産性・来客数も増加したが、スポーツイベントで集客の多い岡山県総合グラウンドに近い立地を考えると、「人の往来の多さを活用しきれていないのでは…」という反省もあり、SNSを使った集客力アップに着目した。

 Webサイトの制作から補助金申請まで、岡山県よろず支援拠点の複数のコーディネーターが持つ専門性を並行して活用した。パソコン購入から約12時間の作業でWebサイトが完成した。ホームページ作成ツールのWixを使った開発のうち、コンセプト・文章校正等を平山コーディネーター、ツール選定・ページ設計等を貝原コーディネーター、デザイン・レイアウト調整等を若林コーディネーターが担当。販売促進に関する補助金申請支援を山本コーディネーターと岡山商工会議所の支援を受けた。

 育代夫人はSNSを毎日更新し、ホームページと連動させて集客効果を高めるよう工夫しており、公開から約3カ月でホームページ経由の受注が30件以上となり継続的な情報発信の重要性を実感しているという。現在は、創業15年目にして初の補助金採択の経験を踏まえ、ギフト用商品のパッケージの刷新などに取り組んでいる。
(コーディネーター貝原有香、若林麻里、平山友美、山本里志)

本誌:2019年11月18日号 9ページ

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