WEB VISION OKAYAMA

巻頭特集Ⅱ[輝く移住者たち]デザイナー(西粟倉村) 鍋島奈保子さん

田舎暮らしと起業の夢両立果たす 村全体に感じるベンチャーマインド

 「多くの移住者によるローカルベンチャーが生まれ育っている西粟倉村で、自身の成長と事業の拡大だけでなく地域活性化に貢献したい」と話すのは愛媛県出身でフリーデザイナーの鍋島奈保子さん(30)。東京でのIT企業、岡山市内のウェブ制作会社の勤務経験を経て、昨年8月あこがれだったデザイン、ウェブ制作の個人事業主として起業した。

移住ベンチャー間のつながり生かす

 岡山県立大学デザイン学部を卒業後に上京し、仕事のかたわらウェブ系の専門学校「デジタルハリウッド」に通い、知識や技術を習得。同時に、都会に出たことで田舎暮らしの楽しさや良さを再認識し、移住関連誌「ターンズ」のイベントに参加して情報を収集。「西粟倉は全国的に見ても“ローカルベンチャーの聖地”として有名な村」と知り関心を寄せ、「地域おこし協力隊」として村内のバイオマスコンサルティング企業のゲストハウス立ち上げメンバーとして2014年に移住した。1年半の活動の後、ウェブ制作の実務経験を求め2年間岡山市内で“修行”し村に戻った。

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本誌:2019年1月1日号 11ページ

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