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代理を務める場合のマナー

 今回は、ご多忙な貴方様に代わって、代理を務めて下さるお方に申し上げたいお話しです。貴方様からの代理のお仕事において、マナーの悪いお方の対応により、貴方様が「お相手を無碍に扱って良い」との指示を出していると思われては、大きな行き違いが生じてしまいます。どのような場所や状況においても、お相手が一寸たりとも首をかしげる状況にならないように(不信感や不安感を与える材料にならないように)、しっかりとマナーは身に付けて
頂きたいものです。

 今回は、このような小さな態度も見られていると心して頂くために、何百項目があるうちの大まかな項目を抜粋してみました。気を抜けば、お相手を無碍に扱って良い、とした態度を思われてしまうことも相応にあると、貴方様の代理の方々にどうぞお伝え下さいませ。

 1 玄関での靴の脱ぎ方
 
 まずは、お相手にお尻をむけず、お尻は扉口の方を向いたまま靴を脱ぎます。お相手にお尻を向けてしまうことで、お相手を軽んじている行動と思われます。

 2 スリッパの履き方
 
 まずは、両足を床に付けてから、改めてスリッパをお借りします。片方の足が靴を履いているまま、スリッパを履く行動は、動きを簡略化して良い相手と、お相手に敬意を表していない現れと思われてしまいます。

 3 おいとまをする時のスリッパの片付け方
 
 ご自身でスリッパを揃えてください。「そのままで結構です」と声をかけられても、先方様の大切な人材を、召使い扱いすることは許されません。

 4 座布団に座る前にするべき御挨拶
 
 ご挨拶は座布団をお借りする前に行います。

 5 お土産を渡すタイミング(玄関にて)
 
 せっかくのお土産も、タイミングを間違っては台無しです。きちんと礼をつくすためには、お土産の種類や状況に合わせたタイミングを学んでおきましょう。

 6 お土産を渡すタイミング(室内にて)7 お土産を渡すタイミング(病室にて)8 玄関を上がる時のルート(右?左?)
 
 下座から通るようにします。お部屋の下座、上座のルートをしっかり把握しておきましょう。

 9 正座をしての方向転換(跪座から→)10 正座をしての方向転換(正座から→)

 畳の部屋に通されることも無きにしも非ず。いざという時のために、9)10)についても、一通りの知識は必要です。

 11 物の受け渡し(ガラスコップ) 物の受け渡し(万年筆など)

 お相手が、どなたであろうとも、手を添える日常からの行動は
崩すべきではありません。小さな行動こそ、お相手に対する、真意が表れていると、判断なさるお方もいらっしゃるはず。

 12 方向を指し示すとき
 
 物を差し示すとき絶対に、指を指すことはなさらぬように!

 13 訪問時のコートを脱ぐタイミング(ご自宅への訪問時)(オフィスへの訪問)
 
 もうしばらくは、寒い日が続きそうですね。お相手の前で、コートを脱いだり、着たりする行動がないように、スムーズに着脱できる、タイミングや場所を、しっかりイメージしておきましょう。

 14 訪問時のコートを脱ぐタイミング(レストランにて)(ホテルにて)
 
 会社訪問のみ関わらず、会食時にも、社交的に見える大切な行動です。


 小さな、事柄ではありますが、お相手に対する気持ちの表れとなります。できていて当たり前。できている人からすると、言葉にせずとも、心の奥底で、不信感、不安感を覚えかねません。特に、ビジネスの現場では、些細な行動も、見逃さず観察している方々も多いことでしょう。どうぞ、貴方様の代理の方々の行動を、今一度、確認なさってみてください。まさか、貴方様の前では完璧で、外に出ると横柄な態度に変化なさっていないと願いたいものです。

本誌:2018年2.19号 27ページ

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