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ジャーナル日本遺産・認定申請

県内分過去最多の6件 石、修験道など新規も

 地域に点在する文化財などをストーリーで結び付け情報発信する「日本遺産」の2018年度認定に向け、岡山県内の自治体から文化庁に6件の申請が出された。昨年の5件を上回り、件数は過去最多となった。

 新規では、笠岡市と小豆島のチームに昨年10月から本島、広島がある丸亀市が加わり石をテーマに共同申請。美作市、西粟倉村などは修験道と行者が地元に伝えたとされる製鉄、木工を結び付け初めて挑戦した。

 再挑戦は3組で、総社市などの赤米、瀬戸内市などの日本刀、岡山市など4市の古代吉備。岡山市などの組は前回古墳が主テーマだったが、今回は吉備津神社など桃太郎伝説を前面に出し軌道修正した。下津井港などを抱える倉敷市は既に認定済みの北前船寄港地(北海道、北陸など11自治体)への参加を申請した。

 文化庁では東京五輪の2020年までに全国で100件程度の認定を目指しており、現在54件を認定。県内分では、倉敷市の繊維産業、備前市などの教育遺産群、備前市などの六古窯の3件が認定を受けている。「後山・修験道などあまり知られていない資源のPRを」(美作市)と期待は大きいが、認定後も観光客が増えていない自治体もあり、PR方法、受け皿整備など認定後どう生かすかが課題といえそうだ。

 岡山県内の申請は以下の通り。

 どっすん!石の島(笠岡市、丸亀市、土庄町、小豆島町)▽国境の秘境で生まれた異能集団の技と文化(美作市、西粟倉村、兵庫県宍粟市)▽「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま(岡山市、倉敷市、総社市、赤磐市)▽鋼と炎の芸術「日本刀」の聖地(瀬戸内市、岐阜県関市)▽赤米風土記(総社市、長崎県対馬市、鹿児島県南種子町)▽荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間(倉敷市他)

本誌:2018年2.19号 13ページ
関連リンク:文化庁

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