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“獣医師ならでは”の社会貢献 事業モデル確立へ猫カフェでランチメニュー開始

  • 新たな形態の猫カフェ「ブルーキャットカフェ」

 ㈱ノエルペット(岡山市、亀森直社長、資本金300万円)は、2月から、猫カフェ「ブルーキャットカフェ」(岡山市北区問屋町13-104)でランチメニューの提供を始めた。客層を広げ、「獣医師が経営する猫カフェ」のビジネスモデル確立を目指す。

 亀森社長は獣医師としての経験を通じ、捨て猫の引き取り依頼や、世話ができなくなった場合を考え猫好きの高齢者が飼うのをためらうケースが増えていることから、「引き取る場づくり」の必要性を痛感。昨年6月、県卸センターの一角に猫カフェをオープンした。

 亀森社長によると、猫カフェは、猫との触れ合いを楽しみたい人向けの商業系、NPOなどが手掛ける保護猫の里親探しを目的とするタイプに分かれるが、リピーターが少ないため地方では事業として成り立ちにくく、ボランティアによる運営にも限界がある。

 これに対しブルーキャットカフェは、動物病院と一体的に運営することによる安心感、猫の居住スペースとは完全に分離した本格的なカフェを併設し、長期的に継続可能なビジネスとして成立させる「全国的にも珍しい」形態。当初はスイーツとドリンクのみを提供していたが、客層の幅を広げる目的で2月から県産米粉100%使用のガレットランチ(税別1000円)の提供も始めた。

 猫と遊ぶ場合は30分ごとに500円(ワンドリンク制)。オープン以来26匹の猫を引き取り、大半が子猫のため短期間で譲渡が成立している。引き取り料(成猫)はホテル代として1カ月5万円、里親になる場合は病気対策などの予防行為にかかった費用(3万~4万円)の負担が必要。

 亀森社長は「カフェに多くの人が来店し、里親探しも進むビジネスモデルが成り立てば全国の動物病院に紹介し、獣医師ならではのソーシャルビジネスとして広めたい」と話している。

本誌:2018年2.19号 2ページ

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