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20年ぶりのカナダ訪問(2)

 カナダ旅行の出発日をあさってに控えなんとか準備も整ってきました。宿泊場所に関しては、向こうに着いてから考えるという子どもっぽいやり方はやめにして、先日訪問先の従姉妹に電話し単刀直入に尋ねたところ、「No problem! ぜひうちに泊まってちょうだい」のお言葉でした。実際、ツイン主体のカナダのホテル料金は割高で少し悩んでいたのです。つくづく手頃な料金で清潔、機能的なシングルルームを全国すみずみまで大量に供給している日本のビジネスホテル業界には感嘆します。

 ここ20年ほど北米に行っていないうちに空港での諸手続が様変わりしました。アメリカ旅行でおなじみのESTA(電子渡航認証)と同様のシステム、eTAがカナダでも導入され、カナダ政府の関連ホームページを開いて認証を取りました。この種のビザ申請やビザ代替手続きは一度拒否されたり失敗すると生涯祟るのでパソコンを操作する手が緊張で震えます。名前、パスポート番号、有効年月日等の質問に綴りや数字を間違えないように記入します。やってみると簡単でした。手数料の支払い手段はクレジットカードのみ、7カナダドルで有効期間は5年です。

 さらにバンクーバー国際空港では今年の8月から入国審査および税関申告が自動化されました。飛行機から降りて入国審査場に行くと、キオスクと呼ばれる専用端末機が並んでいて、旅客は①パスポートの写真があるページをスキャンさせる、②顔写真を撮影、③画面上の税関申告書に入力、そして出てきたレシートを係官に渡すだけ、という手順です。

 ③の税関申告については事前にスマホにアプリを入れて搭乗し、到着前に機内で記入すると即座にQRコードが生成されるので、それをキオスク手順③のところで機械に読み込ませればOKとのことです。

 要は何も問題がなければ長時間待たされることなく入国手続きが終わるというのがカナダ入管当局のご自慢です。そこには英米社会で重視される“人はウソの申告をしないはず”という大前提があり、もし虚偽申告が発覚したら、いかなる言い訳も許されず重罰を受けるという原則が働いています。実際スムーズに事が運ぶかどうか後日ご報告しようと思います。そして日本でもこのシステムが導入できそうかどうかについても見てくるつもりです。

本誌:2017年10.9号 19ページ

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