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連載記事人材育成のタネ 34

チームパフォーマンスの高め方②

  • 竹本幸史氏

 前回はメンバーに選ばれた理由やゴールの明確化、事業の実行方法を紹介しました。今回は、残りの3つを紹介します。

 4つ目に紹介したコミットメントでは、どうやって実行するかを決定しました。コミットメントが決まれば、次は実行フェーズです。具体的にだれが何をいつ、どこで行うのか、スケジュールや戦略、プロセスを決定して進めます。 実行段階でどのように進めるかや、メンバー間での衝突が起こる場合は、戦略やプロセスの合意が不足していることを指します。 またプロセスが不明瞭だと規律に従わない行動が増える可能性もあるので、メンバーと綿密に話し合いをしてください。

 次はハイパフォーマンス。うまく機能するチームになっていく段階です。与えられた時間の中で、どれだけ多くをこのステージでやるかが成果を最大限に引き出すカギになります。 信頼関係と明確なゴールやプロセスをベースに進めれば、チームが自律的に物事を進められるようになるので、多くの管理は必要ありません。 一方で、チームが成果を上げるために、事業にのめり込んでいくので、成果を出したくて負荷がかかることが考えられます。

 最後はリニューアルです。時間が経つと状況が変化するので、チームの状況も変化します。 この時、このまま続けるかどうかを判断し、状況によっては、また最初のステージに立ち戻って自分たちがなぜそこにいるのかを確認する必要もあります。また、ハイパフォーマンスなチームを維持することは大事ですが、チームを解散しないといけなくなることもあります。このタイミングで、自分たちが達成できたことやできなかったこと、もっとうまくできただろうことを洗い出し、次回の事業に反映させましょう。

 今回、チームのパフォーマンス(成果)を高めるためのプロセスを紹介しました。運用にあたっての設計やファシリテートなど実現するために必要な取り組みを踏まえ、実施することが組織の成果につながるのです。

●竹本幸史● 元㈱リクルート岡山支社長。現在は人材育成を主としたコンサルティング業務の㈱SWITCH WORKSを立ち上げ奔走。またリーダー養成スクール「法人会員制・定額制ビジネススクール」を開講中

本誌:2016年10.10号 13ページ

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