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データ岡山県下8月度主要量販店の販売実績

セール後の猛暑続きで衣料苦戦 プレミアム商品券の反動などマイナス要因重なり軒並み前年割れ

 [概況] 夏物処分後も猛暑が続き衣料が大きく苦戦。前年取り扱いがあったプレミアム率20%などの地域商品券の反動で衣料、住居関連の動きが低調だったほか、土・日曜日が各1日少ない曜日回りなどマイナス要因が重なったことから実績を大きく落とした店舗が目立った。食品は、台風被害の影響などで全般的に相場高だったが、販売量が安定しており総じて好調だった。店舗別の売上実績は次の通り(%は原則前年対比)。

高島屋ビアガーデン好調

 百貨店 岡山高島屋(岡山市)は約9%減。前年秋物が好調だった反動もあり、衣料は2ケタ減。ファッション系でも、化粧品、アクセサリーが好調な婦人雑貨は6%増。宝飾品が2ケタ減だったほか、食品も6%減。海外ブランド品は8%減だが、エルメスなどの一部は2ケタ増とブランドによる格差が顕著に見られた。猛暑でビアガーデンが30%近く伸びたため、飲食は2ケタ増と好調だった。集客イベントのお化け屋敷は客数で20%以上伸びた。9月の予算は99%。7日に期間限定のシューズ店・ABCマートを含め3ブランドを導入した。

 天満屋岡山店(岡山市)は水面下。集客イベントの恐竜展は前年の水族園に比べ客数が2ケタ減。衣料は初秋物に切り替わる中で全般的に苦戦を強いられたが、ファッション雑誌の特集で取り上げられブームとなっている紳士オーダースーツは2ケタ増。高級時計、身の回り品は前年割れ。アクセサリーは16%増。前年の地下食品売り場改装から1年が経った食品は前年並み。月を追うごとに利用が増えている地下飲食コーナーは2ケタ増。ビアガーデンはほぼ前年並み。9月は婦人衣料「ダブルビー」など2ブランドを導入した。

 天満屋倉敷店(倉敷市)は水面下。動員イベントの水族園が好調で、来店客数は4%増加。衣料が振るわなかったほか、食品も苦戦。靴、ハンドバッグなどが好調で雑貨は2%増。飲食は前年を上回った。

 天満屋津山店(津山市)は水面下。全般的に苦戦を強いられた中で、6月下旬にオープンしたロフトが好調な雑貨は2倍近い売り上げとなった。9月は岡山県下3店で前年クリアを目指す。

イズミヤ閉店セール好調

 量販店 天満屋ストア(岡山市)は子会社・天満屋ハピーマートを統合したため32%増。食品は56%増。青果は既存店対比で3%増。台風の影響による相場高の中、家庭菜園が不作だったこともあり果菜類中心に販売量も伸びた。果物はスイカや輸入かんきつ類が好調だった。精肉は4%増。取扱量を増やしている輸入牛が伸長。鮮魚は1%増。相場高にあって比較的価格が安定しているサケが伸びた。総菜は新メニューのお好み焼、ギョーザが動いた。一般食品は盆以降も猛暑が続き、とうふやアイスクリームなどが好調だった。

 住居関連は20%減。前年のプレミアム商品券の反動で食器や調理用品などが低調。ローソク、線香もいまひとつだった。布団は落ち込んだが、敷きパットやタオルケットなどの夏物商材は動いた。衣料は水面下。婦人はほぼ前年並みと健闘。夏物処分、水着が好調だった。紳士は夏物で一部機会ロスが生じたほか、早期展開した秋物が苦戦。肌着を中心にした実用衣料は好調に推移。紳士向けくつしたは苦戦。個店では改装効果で卸センター店が30%近く伸びたほか、玉島、円山が好調だった。9月は137%を目指す。

 イズミヤ津高店(岡山市)は20%増。21日で閉店したものの、閉店セールが好調で衣料が2倍以上となった。食品は閉店直前に一部商品が品薄となったほか、競合する食品スーパーの改装オープンの影響を受け前年に届かなかった。

 ゆめタウン倉敷(倉敷市)は2%増。競合するザ・ビッグが建て替えのため仮店舗での営業となり食品が6%増。青果、精肉がともに2ケタ近く伸びた。鮮魚は前年を上回った。住居関連は水面下。寝具が落ち込んだ。衣料は苦戦。主力の婦人が振るわなかった。実用衣料は前年を上回った。ランドセルは、展開期間を早めた効果で50%増。9月は105%以上を目指す。11~13日には、プロ野球・広島東洋カープ優勝記念セールを実施した。

さんすて土産物が好調

 専門店 岡山一番街(岡山市)は水面下。1日休館日を設けたこともあり衣料が前年を割り込んだ。飲食関係は、駅利用者が増えたこともあり前年並みを確保した。

 さんすて岡山(岡山市)は前年クリア。1日休館日があったものの、高校総体や国体のブロック大会などが岡山で開かれたこともあり土産物が2ケタ近く伸びた。4月オープンの西館・ジーユーが貢献したこともあり衣料も前年を上回った。9月8日にシューズ店ABCマート、クリームパンの八天堂がオープンした。

 三井アウトレットパーク倉敷(倉敷市)は水面下だが、曜日合わせでは前年を確保した。主力のアパレルが苦戦。雑貨やスポーツ&アウトドア関連は堅調だった。盆休みの分散化から盆翌週の売り上げは好調だった。

本誌:2016年秋季特別号 17ページ

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