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[経営] 4種類の公的土地評価

Q 7月1日に国税庁が平成28年分の路線価を発表
しましたが、他にも公示地価・基準地価・固定資産
税評価等の公的地価評価が公表されます。これらの
評価目的や相互関係等について教えて下さい。

公的土地評価で時価推定

A 1.岡山県内の地価は7年連続下落:標準宅地の路線価(対前年比)は、全国平均+0.2%(前年-0.4%)、岡山県-0.3%(前年-0.5%)となり、岡山県は連続して下落幅減少となりました。一方で東京都+2.9%、大阪府+1.0%、愛知県+1.5%と大都市圏・地方中核都市の地価のみ上昇傾向にあり、地方圏との格差拡大傾向にあります。なお県内最高路線価は、岡山市で北区本町市役所筋111万円/㎡(前年+7.8%)、倉敷市で阿知1丁目29.5万円/㎡と大幅上昇ですが、他地域は下落傾向にあり、県内でも地価格差が拡大です。

 2.4種類の公的土地評価制度の比較:

1)公示地価:公的地価の基準であり、全国都市計画区域の約3万地点を網羅しています。

2)基準地価:都市計画区域に限らず全国の宅地・林地約2.5万地点の評価で、公示価格と同様の方法。

3)相続税評価額:路線価と固定資産税倍率評価(固定資産税評価×一定倍率)から成り、路線価は市街地の全街路を網羅し、公示地価の約80%の評価水準です。

4)固定資産税評価額:3年毎の1月1日に評価替えされ、全国40万地点以上の標準地鑑定評価から各個別宅地を評価し、公示地価の約70%の評価水準です。

 3.路線価・固定資産税評価から時価を推定する方法:路線価の8分の10倍(約1.25倍)、固定資産税評価の7分の10倍(約1.43倍)したものが、概ね推定時価となりますのでご参考にして下さい。

税理士法人石井会計
統括代表社員
石井 栄一氏
岡山市南区新保1107-2
TEL.086-201-1211

本誌:2016年8.22号 25ページ

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