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朝日新聞WEBRONZAの記事

 ネット時代になってテレビも新聞も放送番組や紙面記事を補足強化するためにWEBを駆使して総合的な報道・情報提供をしています。たまたま喫茶店で朝日新聞を読んでいたらWEBRONZAという“多様な言論の広場”があることに気づきました。

 今日(7/26)の題目は「妊婦への気配り 仏男性を見習って」となっており、パリ在住の映画ジャーナリストという日本人女性の意見が紹介されていました。彼女いわく、フランスでは“マタニティマーク”など必要ない。妊娠中、地下鉄で「席を譲ってほしい」とお願いしたら席を譲ってもらえた。

 他方、ベビーカーを押しながら大荷物を背負って一時帰国した際は駅の階段で手伝ってもらえず、思わず「人間砂漠」という言葉が脳裏をよぎった……などという体験談が語られ、フランスでは男性が女性に親切にするのは自然な振る舞いであり、日本の男は要するにシャイで気がきかない、と主張しています。

 何という言い草!でしょう。本当にこの手の“おフランス”(英国、ドイツ)かぶれのインテリ女性の視野の狭さ、“日本男児”(ママ)を上から目線で見下す思考回路にはあきれかえります。

 彼女の体験を注意深く読むと、妊娠中の彼女はパリで「席を譲ってほしい」と声に出してお願いしています。ところが日本の駅では手伝ってほしいとも言わないで、だれも手伝わないのは「人間砂漠」だとこきおろしていることに矛盾を感じていません。日本でもひと声かければ我々日本男児が大荷物を抱えてベビーカーを押している三十路の女性を無視するはずがありません。

 彼女は都合よくフランスでは男性が女性を大切にするサロン文化が生き延びているなどと時代錯誤も甚だしい理由付けを述べていますが、今や近づいてくる男はかっぱらいでなければテロリストだと疑って警戒すべきパリで、見知らぬ男に荷物やベビーカーを託すのでしょうか?

 彼女の意見が朝日新聞の意見でないことはいうまでもありませんが、いまだに国民を啓蒙したがるいかにも朝日らしい記事だと思いました。

 疑問。なぜ彼女はベビーカーを押し大荷物を背負って空港駅にきたのでしょう。他人はタダで使えるけれど宅配やタクシー利用はモッタイナイ?RONZAで聞いてみたいものです。

本誌:2016年7.18号 11ページ

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