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家庭菜園復活

 ここ2、3年中断していた家庭菜園をこの春から復活させることにしました。今まではナス、トマト、キュウリ、カボチャ、ゴーヤ、オクラ、ニラ、ネギ、タマネギ、ハクサイ、エンドウ、エダマメ等およそ野菜という野菜は何でも栽培していたのですが、最近は介護に疲れて畑どころではない日々が続いていました。

 それが今年、春の陽気とともに久しぶりに土に触れたい衝動がわいてきました。心の中の忘れかけていた「自然」も復活してきたのでしょう。今度はあまり手を広げず春はジャガイモ、秋はたくあん用の大根を育てるつもりです。

 ジャガイモは今植え付けたら桜が咲くころ芽が出、やがて花が咲き、初夏、茎が黄色になるころには大きなイモがごろごろできます。冷涼な気候を好むので県南では2月中旬から3月上旬ぐらいが植え付けの適期で昨日は久しぶりにくわを使いました。風の寒さが汗ばむ体に心地よく感じられました。

 大人でも楽しいジャガイモ栽培は保育園や幼稚園でも大人気ですが、幼児の情操を育てるのにこれほど感動的な野菜は他にないと思います。園児が先生といっしょになって土の中からジャガイモを掘り出すのは感動の体験です。そしてそのイモを使ってカレーを作るのは園の年中行事になっているのではないでしょうか。ただ、収穫後直射日光に当ててしまい緑色がかったジャガイモを食べて園児が食中毒を起こしたというニュースも毎年聞かれます。保育士や幼稚園の先生方には気をつけていただきたいと思います。

 さて私の家庭菜園の秋の主役はたくあん用の大根です。細長くすらっとした品種の大根です。昔は12月ごろこの大根を干して束ねたものが八百屋で売られていたのですが、最近はめったに見かけません。とりわけ昨年は暖冬と長雨による不作がひどく店頭にはついに並ばず、通販で九州の業者から取り寄せたのですが、クレームをつけたくなるような粗悪な品質のものが届きました。

 こうなったら自分で栽培する方がよほど計画的、経済的にたくあん作りが楽しめます。そんなこんなで2品目限定の家庭菜園プロジェクトが開始しました。でも心変わりが早い私のこと、油断したらまた畑いっぱい何でも植えそうな気がします。野菜づくりの魅力にはなかなか抵抗できませんから。

本誌:2016年3.14号 13ページ

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