WEB VISION OKAYAMA

インタビュー・対談グランドマート社長 岡本直樹氏

レジ袋有料化に異議あり!! 見逃せない「領収書」機能

 岡山県下の多くのスーパーで11月からレジ袋が有料化される。ごみ減量化の意識付けを狙い県などが音頭を取ったものだが、ここへ来て業態による不公平感などを訴え「不参加」を表明する動きも強まっている。当初から反対の姿勢を貫く㈱グランドマート(岡山市)の岡本直樹社長に理由を聞いた。

 ◆レジ袋有料化に反対する理由。

 昭和30年代前半にスーパーマーケットが誕生した当時、主婦が使っていた買い物かごでは「隣の店で買った」などと言われても区別がつかず、スーパーとして成立するために独自の買い物かごとしてレジ袋が誕生した。

 2代目、3代目の経営者は苦労してレジ袋を浸透させた歴史を知らないが、最近では万引きの被害額が多額になり、あえて商品を持ち込むなど悪質化している。当社ではマイバッグの持ち込みを禁止したところ、厳しい競争の中で粗利益が2%改善したほどだ。このように「領収書」としての役割があるスーパーのレジ袋を全否定する意図が理解できない。

 ◆ごみ減量化への第1歩との声もあるが。

 ごみ減量化というのなら生ごみの減量化やノン・トレー包装の方が効果的だ。そもそも、県民意識調査でもスーパーのレジ袋は受け取った90%以上が「有効活用する」と答えている。ごみ箱の内袋などに使いにくいコンビニなどの袋ならまだしも、スーパーのレジ袋を有料化してもごみの減量化にはつながらない。

 ◆行政の対応について。

 レジ袋の問題に介入しても限りなく無意味に近い。そんなことより、地球規模で考えれば食糧危機にありながら大量の食品ロスが避けられない賞味期限の再検討など、やってもらいたいことは山ほどある。

本誌:2012年7.2号 9ページ

PAGETOP