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共通認識

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貴方の“普通”は他人にとって“特別”?

○このたび、貴方様の普通と皆様の普通が同じとは限らない点について、お考えいただきます。お食事の場においても、“紳士的なエスコートのすすめ”としてご活用下さい。
誰しも、ご自身の味覚を正しいと思うものです。しかし貴方様の味覚が全ての皆様の味覚とは限りません。貴方様には美味しくないと思える料理を、隣りでお食事をなさっているお方は、美味しいと感じている場合もあるのです。

例えば貴方を中心にお考えになっての発言にもぜひお気を付け下さいませ。
「お肉の焼き方は?」「普通でお願い」「美味しくお願い」との言葉は、貴方様のお好みを十分にご承知であるお相手のみへの発言のみにとどめ、むやみにおっしゃらないようにお相手への思いやりのある発言を心がけて下さい。

貴方様の普通の焼き方と、全てのお方の普通がご一緒とは限りません。貴方様の美味しいとはこうするべきは、あくまでも貴方様の主観であり、他人と同じではありません。ご自身の好みを、言葉としてきちんとお伝え下さい。

また、お店側のスタッフのお方もお立場ある貴方様に一番先に質問をなさる場合が多いことと思います。貴方様の発言を考慮し次の人は、ご自身の発言をなさるわけですので、その点も踏まえて、的確なお答をおっしゃることをおすすめいたします。

「ロー 」完全に生の状態
「ブルー」限りなく生に近く、片面または両面を数秒程度焼いた状態
「ブルーレア 」ブルーとレアの中間、片面または両面を数十秒程度焼いた状態
「レア」表面のみを焼いた「鰹のタタキ」のような状態。但しレアステーキの生はあくまでも余熱などで火を通している
「ミディアムレア」レアとミディアムの中間
「ミディアム 」切るとほぼ全体に色が変わっているが肉汁は生に近い状態
「ミディアムウェル 」ミディアムとウェルの中間
「ウェル」よく焼いた状態
「ウェルダン」ウェルよりもよく焼いた状態
「ヴェリー・ウェルダン」完全に中まで焼いた状態、肉汁が全く外に出ない

この度は、お肉の焼き方を例にしてみましたが、就業時においても、言わなくてもご自身の思っている方法を、部下はするべきである。周囲の人々は貴方様の思いをすべてわかっていなければならない。わかっているはずだ。ご自身の思っている方法や行動が全て正しい内容であり、ご自身が思っていない方法をする人には、怒りを表すことが日常茶飯事である。

そのようなお方はいらっしゃいませんか?

そのような内容については、礼儀作法の観点に留まらず、ビジネスを発展するための、コミュニケーションツールとしても、しっかりと学ぶための時間をとる企業が増加していることは、私が言うまでもなく皆様、あらゆる場面で知識を得ていらっしゃると思います。
ご自身とお相手の普通が一緒ではないことと配慮した振る舞いや会話は、プライベートな時間、ビジネスの時間ともに、貴方様を素敵な紳士にするために欠かせない必須条件であるのが現状です。

どのような状況においても素敵な紳士でいらっしゃいますように。お願い申し上げます。

河村まどか
礼儀作法教室ドルチェ・フィニッシングスクールを主宰。岡山、山口に教室を持つほか、企業研修など全国で出張レッスンを開催。ホームページはhttp://dolce-fs.net メールアドレスはinfo@dolce-fs.net

本誌:2012年2.20号 27ページ

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