WEB VISION OKAYAMA

連載記事

[マーケティング]店舗や会社の色使い

  • うえた さより氏

Q店舗の出店を考えているのですが、色使い次第で行列店になることもあれば、その逆になることもあると聞きます。どのような点に注意すればいいのでしょうか。

自分の好みでなく客観的視野で

A私のセミナーや講演が終わると、「この色は正しいですか?」とか「この色は合っていますか?」と尋ねて来られる方がいます。私の話を聞いていると、色でお客さんがどっと増えて有利になったり、反対に色の使い方を誤ってお客さんがちっとも来ないという現象になったという話をしますから、その気持ちもよく分かります。

 ただ店舗や企業のシンボルカラー、コーポレートカラーですと、現場確認も必要です。講演終了後では色のコーディネートくらいの話しかできず、正直なんとも言えないのが実情です。

 ご自身で「うちはどうなのか?」と考える場合、お店のコンセプト以外にメーンカラー(1色)について次の2点に注意されるといいでしょう。

 ①「色彩心理」色が与える心理的な効果や影響。お客さまがどう思うか?

 ②「マーケティング」自社のターゲットの客層が好む色かどうか?

 というふうに、大切なのは自分の好みで色を決めるのではなく、客観的な視野に立つこと。また男性経営者に多いのが「この色でこうなる」と決めつけてしまうことです。はやりや時の情勢により、色の受け止められ方が変わってきます。柔軟な姿勢で色と向き合うことが望ましいと思います。

 また、お店ですと、隣・近所にその色が使用されているかどうかも確認が必要です。以前、「うえたさんの言う通り目立つ色の赤を使いました」というので、そのお店を拝見したところ、すぐ隣に赤色を使用した大手の企業がありました。その大手の子会社?に見えてしまいました。近隣との差別化も確認してください。

 それから、最後に配色のセンスやデザイン性ももちろん問われてきます。バラバラでは何の主張もありません。全てが違和感なくバランスがとれているというのが大事です。

㈱ローズ・ウェッジ代表取締役
カラーアナリスト
うえた さより氏
岡山市北区東古松南町9-34
TEL086-223-3700

本誌:2010年12.6号 23ページ

PAGETOP