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話題中銀OB 高橋義雄氏

倉敷中島小で講演 中銀のルーツ設立した三島中洲と渋沢栄一の親

  • 熱弁をふるう高橋氏

 ㈱中国銀行OBで、現在は岡山大学経済学部大学院に通う高橋義雄氏は、10月2日、倉敷市立中島小学校で「中国銀行の淵源の第八十六銀行を設立した三島中洲と渋沢栄一との親交」と題して講演した。

 倉敷市中島出身の漢学者・三島中洲の顕彰事業を進める中島学区郷土を学ぶ会(応武孝義会長)の主催。相次ぐ合併でできた中国銀行だが、その最古のルーツは1878年(明治11年)に現高梁市で設立された第八十六国立銀行で、設立したのが三島。

 三島は備中松山藩の儒学者・山田方谷に師事。一方、第一国立銀行の初代頭取を務めた渋沢栄一は幕末当時一橋藩に仕え、同藩領地だった井原に農兵を募集するため赴いた。その時に漢学を通じ両者の交友が始まった。

 明治時代になると三島は司法省で活躍。その時に高梁の経済の疲弊を知り、渋沢に相談して銀行を設立した。

 高橋氏は中銀時代(1977年)に50年史編さんに携わり、「高梁支店の取引先で三島の手紙を発見。まさしく銀行設立に関する内容だった」と言う。今では銀行と三島との関係を知る人が少なくなり、三島自体が漢学塾「二松学舎」を設立するなど漢学の分野では有名だが、一般にはあまり知られていない。高橋氏は「郷土の偉人の功績を多くの人に知ってもらうため、機会があれば積極的に出向きたい」としている。

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