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人・往来両備グループ代表 小嶋光信氏

地域貢献で人材教育開放 忙しい時こそ勉強の好機

  • 小嶋光信氏

 創立100周年を迎えた両備グループ(岡山市)は、地域貢献の一環で、幹部候補向けの人材育成研修を外部に無料開放している。地場企業の後継者ら5人を迎えた経営管理基礎講座(情報システム概論)の開講式で、小嶋光信代表は「仕事が暇な時に勉強しても身に着かない。忙しい中でやり繰りできないような人間に仕事はできない」と、ハッパを掛けた。

 同講座は、都市銀行からグループ入りし、地方企業の教育システム強化の必要性を痛感した小嶋代表の肝いりでスタートした若手幹部候補者向けの教育制度で、通称「両備大学」。上級管理職が講師役を務め、「予習・復習しなければついていけないビジネススクールと同じ仕組み」で、週1回の講座を2年間必死に学び、さらに大いに遊んでこそ、会社の将来を担う人材として成長できる―という発想が根底にある。

 「訓練は全員に行わなければならないが、教育はやる気のないものにいくらやっても仕方ない」と小嶋代表。体系的な教育を通じた「人材の強さ」で定評のある両備のDNAが、初めて迎えた外部からの人材にどのように伝わるか見ものだ。

本誌:2010年7.5号 17ページ

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