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インタビュー・対談天満屋倉敷店長 川上裕氏

売上高は目標をクリア 人材育成など今後の課題

 天満屋倉敷店が再開発ビル「くらしきシティプラザ東ビル」(倉敷市阿知1-7-1)に移転し1年が経過した。移転後、目標に掲げてきた年間売上高120億円をクリア。旧店ではほぼ取り扱っていなかった婦人ヤング・キャリアの導入、地下食品売り場の充実などで新規顧客を獲得したのが主要因となった。2年目に入った倉敷店を牽引する川上店長に、意気込みと今後の課題などを聞いた。

―この1年間を振り返って。
 地域の皆さんに支えられ、年間売上高目標をクリアすることができた。JR倉敷駅周辺の活性化にも貢献できているのではないかと思う。売り場が旧店の約2倍となり、きれいになったという(来店客の)声も上がっているが、ハード面だけでなくソフト面をもっと強化していかなくてはいけないと実感している。

―具体的には。
 売り場だけでなく人員も約600人と倍増している。商品知識や接客の向上が第一の課題だ。新規採用者を中心に底上げし、サービスレベルの均一化を図りたい。顧客の価格志向に配慮した商品の導入・拡充も欠かせないだろう。「安全・安心して買い物ができる」のは大前提とした上で、接客レベルの向上と、ニーズに合った商品対応、品揃え強化は店舗として永遠の課題。現状に甘んじることなく、絶えずレベルアップを求めていく。

―目標達成の要因は。
 20~30歳代の女性、ファミリー層の来店が目立って増えている。婦人のヤング・キャリアは旧店ではほぼ取り扱いが無く、同様に食品売り場も大幅に広がり“デパ地下”らしくなり、百貨店としてバランスが取れた構成となった。ロフトや6階飲食フロアの存在も大きい。特に飲食フロアは予想を上回る集客力を見せている。催事はより充実したボリュームで展開できている。バレンタインを例に挙げると取扱ブランドがほぼ2倍となり、選ぶ楽しさが以前よりも増した。店舗が広くなったことの効果があらゆる面で出している。

―2年目に向けて。
 3月25日、1階にファッションジュエリー販売の「スワロフスキー」を導入した。4月8日まで1周年セールも開催している。セール前半には100万円ジュエリーや、高級腕時計、大型プラズマテレビの福袋など10万円以上の高額福袋を多数用意したほか、ソウル旅行やデジタルハイビジョン液晶テレビなどが当たる抽選会も実施した。地域の皆さんとともに歩んできたのが倉敷店の良さ。感謝の気持ちを忘れることなく、品揃えに加えてイベントをたくさん企画するなど来店する楽しみをより高めていくことが重要だ。旧店からの顧客の中には、名前で呼び合える人も多く、そうした親しみを持ってもらえる接客を心掛けていきたい。

本誌:2009年4.6号 11ページ

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