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[経営計画] 経営計画達成の取り組み

Q:当社は業績悪化により経営改善計画を策定しました。計画達成の具体的取り組み方法を教えて下さい。

A:三段階の取り組みで経営改善計画達成を

経営計画達成には、以下の3段階で取り組みます。

1. 経費削減:(1)経費を変動費(原材料等の売上連動
費用)と固定費(人件費等固定的費用)に分解します。(2)まず固定費削減から取り組みます。1)人件費については採用抑制・配置転換など人員適正配置を図ります。2)他の全ての経費につき必要経費と削減可能経費に分類し、後者は即座に削減します。(具体例)旅費規程見直し、社用車廃止し自家用車借上、保守契約見直し等で、主な検討科目は、旅費交通費・器具備品費・研修費・厚生費・手数料・接待費・保険料・通信費等。(3)次に変動費削減です。材料調達先の絞込み、物流コスト削減(共同倉庫・共同配送・直送等)、外注作業の内製化などが考えられます。(具体例)内製化の検討、消化仕入から完全買取り仕入変更よる値下げ交渉、あい見積り徹底、仕入業者拡大により費用削減など。(4)部門損益分析による赤字部門からの撤退など。

2.キャッシュフロー(CF)の確保:「総資産を圧縮」して自助努力によるCF確保策を検討しましょう。(1)売掛金の早期回収。売掛金回収期間の短縮・ファクタリングの活用・取引先信用調査の徹底などです。(2)在庫圧縮。在庫量を必要最小限に止め、余剰在庫を見切りセール等で早期に換金します。適正在庫量の決定・在庫管理・毎月の棚卸し等も必要です。(3)遊休資産の処分。遊休施設、リースバックの検討、ゴルフ会員権処分、株の持合解消などです。(4)買掛金の条件交渉。支払条件延長交渉や締め日変更により、できるだけ支払期間を延ばします。(5)借入条件の見直し。例えば借入金の取りまとめにより月々返済額を抑えるなど。

3.売上増加策の実行:売上目標の達成は、活動の量と質で決まります。(1)活動の量の確保:1)確定顧客への担当配置と提案活動、2)潜在顧客への人員配置とイベント活動、3)不確定顧客へのリサーチ、4)将来戦略の立案と新商品・サービス開発です。(2)活動の質の見直し:1)顧客ニーズの把握、2)担当者の提案力向上、3)ライバルの動向把握、4)専門性の確立、5)提携など。

税理士法人石井会計代表
石井 栄一氏
岡山市新保1107-2
TEL086-201-1211

本誌:2009年2.9号 20ページ

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