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うんざり選挙

 いったいいつ衆院選をやるのか早く日程を決めてほしいと思っている人は多いと思います。私もずいぶん気をもみましたが、今はあきらめの境地です。というのは…

 大阪のある市の選挙管理委員会で事務方をしている若い友人から、10月31日に東京で開かれるピアノコンサートに誘われています。

 入手難のチケットも夏前に手配済みで、私もホテルや飛行機の予約をすませ、晩秋の東京でフジ子・ヘミングのすばらしいピアノを聴き、ついでに上野で開催中のフェルメール展を見に行けることを楽しみにしていました。

 ところが今の流動的な政局です。投票日が10月26日なら何とかなりそうですが、11月2日とか9日では公示期間の真っ最中なのでとうていダメ。ホテルや飛行機はキャンセルできてもコンサートの高いチケットは無駄になります。

 このように有権者は投票のために多少なりとも犠牲を払っているものですが、国会議員は国民の負託に応えるだけの仕事をしているのでしょうか。岡山県民としては昨年の参院選の“姫の虎退治”の顛末が思い起こされます。

 知り合いの女性は「棄権はしたくなかった、しかし票を入れたい人もいなかったので白票を投じてきた」と言っていました。

 私は、人物に多少問題があっても政党に投票する意味合いの方が大きいので白票はあまり意味がないのではないか、と思いながら彼女の言葉を聞いていました。

 しかしながら、知り合いの女性がいかに聡明で優れた判断力の持ち主であるかが分かるまでそんなに時間はかかりませんでした。

 “姫”の本質を初めから見抜いていた彼女の炯眼をほめたたえたら、「女の敵は女よ!」との答えが返ってきました。

本誌:2008年10.13号 14ページ

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