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ジャーナルキクヤ図書販売

ビブレの救世主となるか 70万冊の“超”大型書店

  • 幅広い客層で年商7億2000万円を目指す

 全国で40店以上を展開するキクヤ図書販売(株)(神戸市兵庫区出在家町2-2-21、工藤俊彰社長、資本金5997万円)は、5月31日、岡山市幸町7-6の岡山ビブレA館2~3階に「岡山喜久屋書店」をオープンした。ビジネスマンやOL、学生、家族連れら幅広い客層を見込み、年間売上高7億2000万円を目指す。

 売り場面積は約3000平方メートル。専門書やコミック、雑誌など約70万冊を取り扱う。店内にはゆっくり本を選べるように100席以上のいすを配置したほか、閲覧室も設けた。

 構成は2階が「専門書と文芸書のフロア」。ビジネス書やパソコン、教育など専門書のほか、雑誌や文庫など約45万冊を揃える。3階は「漫画館と子ども館のフロア」。児童書や絵本、コミックなどで蔵書は約25万冊。大人向けの絵本や雑貨を扱うモエ絵本スタジオや、木のおもちゃの専門店「くんぺる」もある。

 子ども向け教室を行うスペースのほか、イベントスペースがあり6月29日まで、絵本作家の川端誠氏の絵本原画展を開催中。教室は、6月29日のダイナソーキッズスクール(林原自然科学博物館協力、有料)など、順次開催していく。

 営業時間は午前10時~午後9時。電話番号は086-801-4181。総事業費約6億円。

 県下ではイオンモール倉敷内に続き2店目。岡山市内では大型書店の出店が相次いでいるが、キクヤ図書販売では「大型店の運営ノウハウでは実績がある。書籍をたくさん揃えつつも、ジャンルごとに明確に分け、欲しい商品が分かりやすい売り場にしている」(工藤和志取締役)と自信を見せる。

ビブレのコンセプト見直し

 岡山ビブレ(今井一人店長)は、スポーツクラブ、スーツ専門店の移転で空きスペースとなっていたA館2、3階に書店を導入した。

 岡山ビブレでは以前から集客力のある書店誘致に取り組んでおり、長年の努力がやっと実った格好。現在空きスペースとなっているA館地下1階についても、7月中にも大型のスポーツ店がオープンする予定。A館のファッション以外の構成が高まり、ファッションゾーンのB館と、フロアごとのコンセプトの見直しが今後進められる。

 かつては県下量販店でトップの売上高を誇っていた岡山ビブレだが、イオンモール倉敷誕生やマイカル破たん後は苦戦を強いられてきた。大型書店という中核店誘致による相乗効果で、巻き返しを図る。

本誌:2008年6.16号 8ページ

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