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連載記事

[オフィス]  ウェブの写真の質が急激に向上

Q 最近ネット上のモールの写真の質が上がっているように感じます。どういう背景があるのですか。

 競合激化の中でサイトを差別化

A 先日、広告用の写真などを専門に撮影するカメラマンと話をする機会があった。彼の活動の拠点は、広島や大阪なので少し岡山より進んでいるように感じた。

 彼の話によると、ウェブに掲載する写真の質が急激に上がっている。特に大企業の場合、その傾向が顕著でカタログやパンフレットなど紙媒体の予算を抑えて、ウェブにお金を掛ける傾向があると言う。通販会社もその傾向がある。以前に、女性に圧倒的人気を誇るカリスマネットショップオーナーはウェブに掲載する写真の質にオープン当初からこだわっていてプロに頼んでいると言っていた。

 コストが高くなったとは言え、実店舗よりはるかに低コストで出店可能なため、ここ3年でネットショップは急激に増えた。そのため、他店との差別化が一層求められるようになってきた。当社でも、新しく発売する商品のために今回初めてプロのカメラマンに撮影を依頼した。今まで高級フルーツを中心に販売し、楽天やヤフーなどのモール担当者や他店からサイトのクオリティでそれなりの評価を受けていたにもかかわらずである。特に、楽天などのモールでは他店と比較されやすく、各店舗のホームページの品質も相当上がっており差別化が難しくなっているからだ。

 面白いのは、競合が少ないジャンルや法人向けの商品やサービスの場合、必ずしもサイトの質が重視されるとは言えないことだ。ピンポイントで広告を出し、少予算でしっかり集客をしている歯科医や中古車販売店などもある。

 ネットの場合には、リアル以上に競合他社の動きに注意する必要がある。常に進化し続けないとすぐに陳腐化する。

 先日、非常に面白い事例を聞いた。ニッチなマーケティングを展開し月商1000万円を超えるような売り上げをあげているわけではない。しかし、ほとんどホームページを更新することなく、コンスタントに売り上げをあげている。コンセプトの勝利だ。そして、ネットとアナログとうまく併用した販売を行っている。競争が激しい酒屋さんだけに、非常に興味深い事例だった。

 読者の方でネットで売り上げを増やしたいが、困っている点があるという方は、編集部宛にご連絡ください。参考になりそうな事例は誌面で取り上げてお答えします。


(株)サイトウジムキ社長
斎藤謙次氏
倉敷市児島駅前1-22-3
TEL086-474-2700

本誌:2007年11.19号 29ページ

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