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企業・事業紹介雇用・能力開発機構岡山センター 中小企業基盤人材確保助成金活用事例(3)

(株)ソーゴーテクニカル「特殊自動車整備事業」 技能生かし独立創業

  • フル稼働の工場で自信いっぱいの木口社長

 (株)ソーゴーテクニカル(倉敷市水島西通1-1931-5、木口雅美社長、資本金800万円)は、昨年4月に設立した、タンクローリーなどの特殊車両を中心に取り扱う整備事業者。県内の自動車整備会社から独立した木口社長が、立ち上げた。その際活用したのが中小企業基盤人材確保助成金。溶接、危険物取り扱いなどの技能者を雇用し、水島工業地帯でフル稼働の多忙な日々を送っている。

 高校卒業後すぐに自動車整備の世界に入った木口社長は独立までの17年間、自動車整備の現場に身を置き、特殊車両の整備を得意分野に腕を磨いてきた。その中で感じていたのが、「特殊車両整備の需要は多いのに、特殊技能を持った人材の育成が進んでおらず扱える整備士が少ない」こと。平成17年末、木口社長の腕を買っていた得意先やメーカーのバックアップを受け、独立創業を決意したという。

 事業の将来性自体には自信があったが、いざ創業となると必要なのが資金。幸い水島信用金庫が理解を示し融資を取り付けることができたが、少しでも負担を軽くすることができないかと模索していた。そんなとき思いついたのが助成制度の活用。制度申請に際し、条件が厳しい項目もあったが、同センターの助言を受け1つずつクリア。役員を除く基盤人材3人分、一般労働者2人分、計480万円の助成金を受け取ることができた。

 木口社長は、「起業家が受けられる融資は限られているが、事業を始めればすぐに、大きなウエートを占める人件費や、仕入れの支払いを回していかなければならない。そんな中、500万円近い助成はありがたかった」と話す。

 「需要は必ずある」との読みは当たり、現在工場は、タンクの乗せ替えやギアポンプ、エアコンプレッサーの取り付けなどを待つ車両で常に満杯状態。仕方なく外注に回すこともあるほどとか。なるべく早い時期に現在の2倍以上に工場を拡張したい考えで、土地探しも進めている。

 「これも整備士の頑張りがあってこそ」と木口社長。その功に応えるためにも「さらに雇用環境を向上させ、整備士の3Kのイメージを変えていきたい」と話す。

助成内容
要件:創業に伴う基盤人材の雇用
助成対象:基盤人材3人、一般労働者2人 助成額:480万円

本誌:2007年11.19号 10ページ

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