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[健康] アトピー性皮膚炎

Q:小学生の子供が喘息とアレルギー性鼻炎で悩んでいます。幼いころはアトピー性皮膚炎にも悩まされました。体質改善の方法を教えて下さい。

肺の機能を正常に戻す

A:つい先日文部科学省から、この10年で喘息やアレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎など何らかのアレルギー疾患にかかっている子供が倍増している、との調査結果が発表されました。それによると、小・中・高校生の約10人に1人以上が何らかのアレルギー体質をもっているという、憂慮ならざる状況が報告されていました。

また、ご質問にあるように、様々なアレルギー疾患を同時に発症したり、次々に異なるアレルギー疾患を発症する子供がとても多くみられます。(これを「アレルギーマーチ」といいます)

東洋医学的にはこの「アレルギーマーチ」が起きる理由は、症状が異なってみえるこれら様々なアレルギー疾患が、肉体的には1つの原因から起因しているため、と考えます。
つまり、東洋医学でいう「肺」の機能異常(東洋医学でいう「肺」とは、呼吸器系・皮膚を総合的にコントロールしている機能)が大きな原因といえるでしょう。

よって、「肺」の機能を正常にもどすことが重要です。

☆ツボ

「大椎」(だいつい):首を前に曲げた時に出っ張る骨(第7頸椎)のすぐ下。

「定喘」(ていぜん):「大椎」の横1cm。

左右の「定喘」つまむように持ち上げて、そのまま「大推」に寄せるように刺激する。寝る前にうつぶせにさせて、親がしてあげれば良いでしょう。

「尺沢」(しゃくたく):肘を曲げたときに出来るシワの親指側のくぼみ。

強めにつねるように刺激する。

「少商」(しょうしょう):親指の爪の生え際から約2ミリ寄り。

指をはさむように刺激する。

乾布まさつや、風呂上がりに冷水を浴びるのも効果的です。

食べ物・ダニ・花粉・排気ガス・化学物質等、身の回りにはアレルギーを引き起こす物質が充満しています。これらを全て排除するのは不可能であり、現実に社会で生きていくためには、抵抗力をつけるしかないでしょう。子供のころから外で飛び回り、汗をいっぱいかいて冷暖房に頼らない生活が、最も「肺」を鍛える近道なのです。


(株)オーパス代表取締役
東洋セラピストカレッジ学院長
本間 裕康氏
岡山市本町10-22
TEL086-231-9213

本誌:2007年5.14号 31ページ

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