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[オフィス] ケータイ通販に熱い視線

Q 今までモノが売れるのか疑問視されていたケータイ通販が脚光を浴びていますが、現状はどうですか。

 ビッダーズが急台頭

A 少し前までケータイでモノが売れるのかと思われていたが、いよいよケータイによるネット通販が本格化しそうだ。パソコンでの通販とオークションでそれぞれ圧倒的なシェアを持つ楽天とヤフー、その2強に阻まれていたビッダーズがここにきて急速に台頭している。

 主に2つの要因があり、1つはauの公式ショッピングモールになったことで、もう1つはケータイゲーム&SNSサイトの「モバゲータウン」の成功だ。2番手に甘んじていたビッダーズがついにキラーコンテンツを手に入れた。

 SNSと言えば、今まではミクシィ(Mixi)がダントツだったが、予想以上に早く強力なライバルが登場した。1月にMixiのケータイ版がついに 1日1億PV(ページビュー)を達成 したが、モバゲータウンの運営会社のディー・エヌ・エー によると、同サイトは1月7日に1日2億 PV を突破し、翌週の1月14日にサービス開始以来最高となる2億600万 PV を記録した。06年12月末時点で会員数は259万人を超えMixiを上回る速さで会員が増えている。この巨大サイトを自ら運営している強みで、ビッダーズへ会員を誘導し売上増へ繋げている。auの公式モール化との相乗効果で、ケータイと言えばビッダーズという流れを築きつつある。

 もちろん2強も黙ってはいない。楽天はドコモと手を組みオークションをiモードの公式コンテンツ化した「楽天オークション」をスタート。これによりケータイオークションが急速に発展しつつある。ヤフーもドコモのiモード公式サイト「ヤフオクストア」を開始した。ヤフオクストアは「Yahoo!オークション」の法人に限定したサイトで、07年は、キャリアも巻き込んだ3社によるケータイ通販市場の覇権争いが激化しそうだ。

 まだまだPCに比べ競争が激化していないケータイ通販は、これからネット通販に参入しようとする業者にとっても有望だ。現状ではケータイの画面はまだまだ小さく速度も遅いので簡単なコンテンツで済む。そのため、サイトを作りこむ手間がPCに比べ、かなり軽減される。既にケータイだけで月商1000万円を超える売上を達成する店舗も出てきている。ケータイは手軽さがあるだけに、一度火が点くと急激に市場が拡大する可能性も秘めている。


(株)サイトウジムキ社長
斎藤謙次氏
倉敷市児島駅前1-22-3
TEL086-474-2700

本誌:2007年2.26号 25ページ

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