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調べ

 民主党の永田寿康衆院議員が送金メール事件に関して謝罪している模様をテレビで見ていて、不思議な言葉が耳に留まりました。

 党は、問題のメールが偽メールであったことを認めているのに、議員は未練がましく「まだ様々な“調べ”が残っている」と発言していました。 “調べ”と言うと、例えば「モーツァルトのソナタの妙なる調べ」といった表現の他には、刑事物のドラマなどで鬼刑事が被疑者に「まだ“調べ”が残ってるわい」などと机をたたくシーンでしか使われない言葉です。

 新聞によっては「調べが残っている」などという変な言葉をそのまま紙面に使うのがはばかられたのか「まだ調査すべきことが多い」などと普通の日本語に置き換えているものもありました。

それはともかく、こういう不自然な言葉が思わずぽろっと出てくるということは、永田議員は武部幹事長を「取り調べて」いるような気分でああいう発言を繰り返していたことが容易に想像されます。

 自民党にとって痛々しくもかわいらしい民主党・前原体制がソフトランディングの上、存続することは願ってもないことだったのに、永田議員の“調べ”発言でまたひともめしそうです。

 特に、永田議員が情報提供者に金を渡していたという疑惑まで出てくるにおよんで、一体だれが「金で魂を売った」のか。

 私の父がテレビで永田議員を見て、「タコのような奴だ」と言っていました。そのココロは「糞が頭に詰まっている」。

本誌:2006年3.6号 14ページ

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