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[利益] 利益計画で目標利益を達成

Q:我が社では新年度から、利益計画による目標管理を徹底したいと思います。利益計画の内容や策定方法、留意点を教えてください。

 新年度から利益計画による目標管理の実践を!

A:1.利益計画策定の手順:利益計画策定の手順は以下。
(1)現状分析・課題整理⇒(2)経営重点方針決定⇒(3)目標経常利益計画⇒(4)営業外損益計画(支払利息を計画)⇒(5)固定費計画(人件費・諸経費・設備計画より)⇒(6)目標粗利益計画((3)+(4)+(5)の合計)⇒(7)目標売上高計画(販売計画より部門・商品別等)⇒(8)目標損益計算書作成((3)~(7)を損益計算書に)

2.利益計画の構成:利益計画は主に以下の内容で構成。
(1)目標損益計算書(変動損益計算書形式で)
(2)販売計画(部門・商品別に売上高・粗利益を計画)
(3)人件費計画(前年実績+入退社等人員計画)
(4)諸経費計画(前年実績+経営重点方針)
(5)設備計画(前年実績+経営重点方針)
(6)借入計画(既存借入+設備資金等新規借入)

3.留意点

(1)目標利益の設定の仕方。
目標利益は基本的に「必要利益+内部留保」で考え、「必要利益」を「収支トントンとなる利益」とすると、概ね「必要利益=固定費-減価償却費+借入金返済額」となります。内部留保を増やす為には、目標利益は、必要利益以上の金額で設定する必要があります。

(2)目標売上高は目標粗利益から逆算で。
目標売上高は、目標粗利益÷粗利益率で求めます。1の手順で求めた全社目標粗利益を、販売計画を基に部門別に割り振ります。さらに各部門目標粗利益・粗利益率から逆算で、各部門目標売上高を求め、合計が全社目標売上高となる様に調整します。

(3)損益計算書を部門別分解し部門粗利益率を求める。利益計画策定の損益シュミレ-ションを行うには、部門別に粗利益率を求める必要があります。

(4)成果をあげるには利益計画の実行管理が重要です。
目標利益達成の為には、1)全社予算⇒部門別予算⇒個人別目標へと予算の細分化、2)毎月の予実対比による進捗管理を実践することが重要です。

税理士法人石井会計代表
石井 栄一氏
岡山市野田2-4-1シティーセンタービル1F
TEL086-805-1121

本誌:2006年1.16号 57ページ

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