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ジャーナルアンテック

首都圏で備前焼リース 窯元活性化を後押しへ

 陶芸機器販売の(株)アンテック(瀬戸内市邑久町豆田116-3、末石建二社長、資本金1000万円)は、首都圏で備前焼のリース事業を開始する。来年5月開設予定の東京営業所(東京都港区)に展示スペースを併設。若手作家から人間国宝の作品まで幅広く取り扱い、備前焼の再認識と窯元の活性化につなげていく。

 備前焼は生け花や茶道、和食器などに使われているが、和食器の場合、四季の食材に合わせて使い分けるケースがほとんど。日本料理店では経費増加を理由に、扱いづらいとの声も聞かれ、使用機会は減少傾向。高価なイメージも根強く、結果的に窯元の衰退を招いている。

 このため、同社は窯元から直接作品を買い取り、東京営業所内に展示。来所者は自由に見物し、気に入った作品を借りるシステムを導入。数百枚単位から単品を1~2日間貸すなどの小口需要にも対応。展示スペースは約10平方メートルで、当面は作家約30人の作品を並べる。リース料は未定。

 陶芸機器の販売を通じて、多くの窯元と取引関係があるため、同社の趣旨に賛同してくれる窯元や作家を増やしていく方針。すでに都内の日本料理店や大使館、各種団体などを対象に営業活動に着手しており、末石社長は「作家にとって東京で作品を展示するのは夢のような話。窯元にもビジネス感覚を取り入れ、活性化につながれば」としている。

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