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連載記事

「官」から「民」への改革を 岡山市長選が選択した方向性

 朝夕は、寒いくらいになった。秋に向かって一日一日深まっていく。

1.選挙活動から学ぶ

 たかや茂男さん68才。孫の守りを見ている人が多い中になって、多くの人達が岡山市の将来を託せる適任者として担ぎ出した人である。

 当選したことにより岡山市は絶対によくなると信じている。私はかなり前から面識があり、俗に言う“馬が合う”。私が、高谷さんの立候補を知ったのは極東ロシア視察旅行中(8/26)で、ウラジオストクにいた時に事情通から聞いた。即座にそれはよいことだ、是非、“火の中水の中”の気持ちで応援すると話し合ったものであった。投票日まで約45日前のことだった。超短期の選挙戦で準備が間に合わず、いらいらした。

 最初の頃は、これで選挙になるのだろうかと思う人もいた。日を増すごとに体制が整い、大型選対として体裁を整えてきたというのが真相だ。100m競争に例えれば、出遅れであったが、最後の70m位からゴールに向かって一気呵成にダッシュして大差をつけてなだれ込んだ。 

 女性陣の活動が大きかった。一票一票の積み重ねである。一人の人が出来る集票能力はたかが知れている。女性陣の口コミによる名前の売り込みと活躍は評価される。公明党の最後のサポートは大きかった。やはり、組織力と機動力はすごさがある。

 自民党は分裂状態であったが、政治を志す先生は、風がどの方向に向かって吹いているのかを察知かつ判断し、先を読む能力が要求されるように思うが、いかがでしょうか?ただ、最後まで操を守って支援し、信念を貫いた先生たちは敗北だったとしても心意気は高く評価されるべきだろう。
 
 ただ、選挙は勝つか負けるかのどちらかである。最大のイベントである。勝負事の好きな人は選挙が好きだろうと思う。選挙体制が整うに伴って、雪だるま式に支援の輪が広がった。間違いなく最後の投票終了の瞬間まで集中力と緊張感を持続できることが勝利への方程式だ。

 風見鶏ではないが、終盤になって勝ちそうだと思われる陣営に顔を出した人もいるようだ。極端な人は当選祝いをしている会場にきて握手をするちゃっかり者もいた。しかし、井戸を掘った人たちは、人物評価しているから調子のいいのも困る。表に出ないが地道に下積みのサポートをしてくれた人達がいかに多かったことか、その人たちに感謝したい。

 選挙を通じて思ったことは、まさに濃縮された“人生劇場”である。私は、当日神社に当選祈願に行き、当選したことがわかった時は涙が出た。高谷さんは、苦労人でハングリー精神があり、経営手腕がある人だから、市政の重責を勤めあげることができると確信している。

2.岡山市が好きです
 
 「岡山市が好きだから市長になって頑張る」と話されていたが、その気持ちが支えになって激しい選挙戦を戦えたのだと思う。行財政改革とまちづくりが最重要課題。

 例えば、岡山市民病院を取ってみても複数の窓口があり話が前に進まないのである。私は「まちづくり推進局」を新設して各部局から人を集めて特定の案件について検討し、推進させる。仕事が成功すれば、その部署を無くす。必要に応じて特命事項を研究・検討する部署を全庁あげて横断的にやることだと思う。

 職員が専門的なことはもちろんだが、常識を働かすことだ。政令指定都市になった暁には、真価が試されるから、今のうちに実力養成することと気持ちの入れ替えをすることだ。いずれにせよ、市長の交代により能力のある者が適材適所に配置される、行政機構になる必要がありそうだ。 (17・10・11)

本誌:2005年10.17号 17ページ

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