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巻頭特集[検証]「JR岡山駅周辺開発」計画

ダイエーの後継店は

  • 11月30日で閉店するダイエー岡山店

 経営再建中の(株)ダイエー(神戸市)の「岡山店」閉鎖が9月29日、ついに決まった。これを受け、同店を核にした大型商業施設「ドレミの街」(岡山市駅前町1-8-5)を運営する岡山駅前第一ビル(株)(同)は来春に向け新たな商業施設として再生を図る意向だ。

 昨年12月の(株)産業再生機構(東京都)の支援決定後、岡山店の動向はダイエーと再生機構両者の意向次第だっただけに、岡山駅前第一ビルとしては、万一の事態に備え、撤退後のシミュレーションを策定してきた。

 同社では「館内にスーパーマーケットは必要」(木原文男社長)としてきた。実際に、地下食品売り場については複数の食品スーパーからオファーがあり、ダイエーの11月末閉鎖から早々に、改装に着手しオープンにこぎ着けたいものと見られる。

 ドレミの街は鉄骨鉄筋7階地下2階(延べ約3万3000平方メートル)の規模。昨年9月のリニューアルに合わせ、ダイエー直営部分は現在1~4階と地下1階に集約され、店舗面積はかつての約1万3000平方メートルから約9000平方メートルに縮小。それに伴い、年間売上高(17・2期)は35億9000万円とピーク時(61・2期)の106億8300万円から大幅に縮小しており「売上高回復の目途が立たない」とし閉店に踏み切る。

 昨年の改装時に空いた5、6階には書店や学習塾、語学教室などを導入。最近では物販テナントに限らず、学習塾や資格学校を誘致し、駅前という立地特性を生かした複合施設への転身を模索している。

 さらに、出店交渉では必ず“ダイエー問題”が話題に上がるという逆風下ながら、今春にはエステ、きもの着付け教室、幼児教室と資格取得学校の誘致に成功。6階ではクリニックモール(約600平方メートル)の整備にも着手した。

 現在は6、7階に空きスペースを残すのみ。12月以降は1~4階の食品を除くダイエー直営部分も加わり、関係者としても頭の痛い問題だが、ドレミの街専門店については「改装工事などで不便な面はあるが営業を続けていく」としている。

本誌:2005年10.3号 7ページ

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