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巻頭特集[検証]「JR岡山駅周辺開発」計画

橋上駅で東西一体化へ

  • 平成20年度内の完成へ工事が進む岡山駅

 岡山県の新しい玄関づくりへJRグループが岡山駅舎の全面改装工事に着手し1年半が経過した。現在は新駅舎の建設工事に取り掛かっており、駅利用者には工事の進行状況が目に見えて分かるようになった。

 駅舎の橋上化に加え、それに伴う東西連絡通路の整備、西口広場拡張を含んだ開発で、これまで駅舎により分断されていた東西地域の一体化と拠点性のさらなる向上が期待されている。

 橋上化する面積は約2700平方メートル。JRがメリットに挙げるのは(1)橋上駅の改札がメーン通路となり分かりやすい旅客動線になる(2)在来線ホームを5方面から方面別の4方面にすることで、改札からの動線が明確になる(3)新幹線高架に併設することで乗り換えがスムーズになる(4)線路上空を使用することで用地を有効活用できる―など。

 橋上部分には、新たに商業スペースを約2100平方メートル設ける。連絡通路は長さ120m、幅10m。橋上化に伴い約6000平方メートルの用地を西口広場に充て、2階部分と合わせた広場スペースは延べ1万3500平方メートルと従来の3倍以上に拡大。JRと市が180億円を事業費として投入した一大事業だ。

 東西連絡通路を含めた駅舎工事は今年4月から橋上化部分の工事にかかっており、構内の路線変更も順次進めていく方針。完成は平成20年度中としているが、工事は順調に推移しており早期化の兆しも見られている。西口広場の整備は平成21年度中の完成を目指している。

 ただし、一部では将来構想として駅ビル開発の期待も根強く残っており、商業者にとっては「まだ目が離せない」といったところ。

 いずれにしても岡山駅の東西を結ぶ連絡道路は従来、暗い地下通路しかなかっただけに、橋上化に伴い周辺施設の回遊性がより高まることが想定され、期待が膨らむ。周辺関係者らも駅改良をにらみながら開発を進めている。今後、さらなる商業施設の集積が確実視されている。

本誌:2005年10.3号 6ページ
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