WEB VISION OKAYAMA

ジャーナルデイサービスのまごのて

地域の福祉村開設目指す 社会福祉法人の認可も

  • 著書を手にする中川社長

 “自宅のままの暮らし”をコンセプトにユニークなデイサービスを展開するまごのて(有)(瀬戸内市邑久町豊安149、中川浩彰社長、資本金300万円)は、地域の福祉村「まごのて村」開設を計画している。介護サービスに加え特産品販売なども行い、施設利用者と地域住民らの触れ合いの場とする方針。また、年内をめどに社会福祉法人の認可取得も予定しており、社会的な信頼性を高め、営利事業との2本立てで新たな福祉事業の展開を目指す。

 まごのて村は、同町箕輪651-1他の2211平方メートルの敷地に木造平屋一部2階(延べ約300平方メートル)の建物を建設する。核となる介護事業では、現在のデイサービスに加え、新たにグループホーム事業を展開し、予防介護の分野にも力を入れる。来春の介護保険法改正の目玉となる小規模多機能施設(複合サービス拠点)で「両サービスの併設自体が少なく、瀬戸内市内では初めて」(中川社長)となる。

 これに加えて、村内に喫茶店「寛木(くつろぎ)茶屋」を開設し、地域の特産品やオリジナルブランド品なども販売。グループホーム、デイサービス利用者のほか、地域住民や子どもたちが気軽に集う触れ合いの場とする。市役所への開発許可申請を9月21日行い、オープンは来年7月の予定。スタッフ30人で、年間売上高1億3000万円(介護部門のみ)を見込む。

 事業費は約1億5000万円(土地代を除く)。施工は(株)荒木組(岡山市)。

 同社では当初、東備地区に同タイプの施設を増やす方針だったが、人的パワーの分散が懸念されるほか、介護保険法の改正もにらみハード施設の充実を先行することにした。中川社長は「介護は生活の一部であり、生活は地域の中にある。それなら介護と地域を切り離すべきではないと考えた。地域の人が介護について身近に感じてもらえる施設にしたい」と話している。
      
 まごのて(有)の中川浩彰社長は、このほど、同社立ち上げにまつわる苦労話などをまとめた「あなたが始める小規模・多機能ホーム 実践編」(雲母書房刊)を出版した。

 全国で介護施設を展開する7人の共著。独立前に勤務した特別養護老人ホームでの経験や現在の奮闘ぶり、今後の夢などを熱く語っている。価格は1800円。主要書店のほか、同氏のブログでも購入できる。

本誌:2005年10.3号 12ページ
関連リンク:まごのて

PAGETOP