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データ岡山県下6月 金融経済動向

引き続き足もと緩やかに回復 アジア向け輸出が増加

 日本銀行岡山支店は、このほど、6月を中心とした岡山県金融経済動向を発表した。県内の景気は前月に引き続き足もと緩やかな回復と判断。設備投資、住宅投資ともに堅調に推移し、アジア向けの輸出が増加する一方、公共投資は依然低調に推移している。個人消費は一進一退だが、猛暑で一部の季節商品に押し上げ効果が見られる。
 
産業動向

 織物 末端需要の低迷、安価輸入製品への需要シフトで低水準の生産。

 縫製 学生服、ジーンズ、作業服とも需要不振、安価輸入製品との競合、海外生産シフトで低水準の生産。

 耐火物 安価輸入品への需要シフト、耐用年数長期化などで、一部大手を除き低水準の生産。

 弱電 電子部品、スイッチともカメラ付き携帯電話やデジタル家電製品向けの好調な需要で高操業継続。VTR・DVCも新製品投入効果や末端需要の増加で、各種制御機器も機械設備需要・生産の増加から各々高水準の生産を継続。

 工作機械 NC旋盤は国内の自動車関連の需要が好調、輸出向けもアジア・欧州中心の現地需要の増加、新機種投入効果で堅調な生産が続く。マニシングセンターもアジア向け中心の輸出が堅調に推移、国内需要も自動車・半導体関連を中心に増加、高生産が続いている。

 農機具 コンバインは国内需要の低迷で低水準の生産。携帯用刈払機も欧州中心の輸出向けが底堅く推移するも、国内需要の低迷から全体として低水準の生産が続いている。

 石油精製 ガソリンは堅調な国内需要と代替生産効果で高めの生産。ナフサは石化メーカー向けで、重油、軽油も他社代替生産で高めの生産を継続。灯油は不需要期で生産抑制。

 石油化学 基礎原料のエチレンは末端樹脂製品の堅調な需要で高生産を継続。ポリエチレンはプラスチックメーカー向けなどの国内需要が堅調に推移、ポリスチレンも家電製品、自動車部品向けを中心に国内需要と中国、台湾向け輸出が好調により各々高めの生産で推移。塩ビ樹脂は需要低迷だが生産設備集約化に伴う生産シフトで生産量は増加。

 鉄鋼 粗鋼生産量は堅調な需要で高水準を維持。薄板類は国内自動車メーカー向けや、中国、韓国向け輸出の堅調な需要により、厚板類も造船メーカー、建設重機メーカー向けを中心に各々高水準の生産を維持。形鋼類は国内市況の改善や民間建設需要の持ち直しから生産量が若干増加。一方棒鋼類は依然低水準で推移。

 造船 造船は外航船中心の豊富な受注残で、また、非造船も中・小型船舶向けディーゼルエンジンの堅調な受注や大型発電プラントの建造により高操業を継続している。

 自動車 国内向けは軽商用車の他社向け供給が継続しているが、軽乗用車・小型車とも販売の落ち込みから生産も減少。輸出向けは欧州向けが増加しているが、米国向けの大幅な落ち込みから、東南アジア向け中心のKDも現地生産シフト、現地部品工場の立ち上げで減少傾向継続。

 小売商況 家電販売はパソコンが低調だが、映像機器のオリンピック需要と猛暑によるエアコンの高い伸びで2ヵ月連続前年比増。乗用車販売は普通車が新型車・モデルチェンジ車の投入で前年比大幅増の一方で小型車が低調、軽自動車も前年を下回り3カ月連続の前年割れ。百貨店売上高は衣料品、身の回り品が天候不順とバーゲンセールのずれ込みで落ち込み4カ月連続で前年比減。スーパーは食料品、生活用品が依然弱く4カ月連続の前年割れ。

 レジャー・サービス 国内旅行は底堅く推移、海外旅行もSARSの影響で落ち込んだ前年を大きく上回り、3カ月連続で前年比増。

金融動向

 銀行券 払超額は241億円(前年払超315億円)

 実質預金 平残前年比は0.8%増(前月1.5%増)

 貸出金 平残前年比は1.1%増(前月2.9%増)

本誌:2004年8.11号 36ページ

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